日本の人口 試算より13年早く1億人を切る予測も

出水麻衣キャスター:
子どもを持つ、持たない、持てる、持てない、様々な選択肢がいまありますが、1人の女性が生涯で出産する子どもの数を示す合計特殊出生率は「1.15」となり過去最低を更新しました。

現在、日本の人口は1億2114万人で、65歳以上が28.7%となっています。

内閣府の国立社会保障・人口問題研究所の予測(2023年)によると、2056年は9965万人で65歳以上が37.6%に、2070年は8699万人で65歳以上が38.7%という予測になっています。

31年後の2056年には1億人を割る予測になっていますが、2025年~2056年の間に、現在の東京都の人口約1400万人が丸ごといなくなるというような減り方をしています。

この問題に関して、人口減少対策総合研究所の河合雅司理事長の試算によると、人口推移の予測について国立社会保障・人口問題研究所の試算よりも早い、2043年には1億人を切るとしています。

また、人口が1億人を切った際に何が起きるかについては「地方では医療機関や公共サービスの維持が困難になり、都市部に集約されるのではないか」という見解を示しています。