5キロあたり2000円程度の政府の備蓄米について、「買いたい」と思う人と「買いたくない」と思う人がともに48%で拮抗する形になったことが最新のJNNの世論調査でわかりました。

石破内閣を「支持できる」という人は前回の調査から1.3ポイント上昇し、34.6%でした。一方、「支持できない」という人は0.1ポイント下落し62.0%でした。

次に先週、衆議院を通過した年金制度改革関連法案について、現役世代の年金受給額が減額するのを防ぐため、厚生年金の積立金を活用し、基礎年金を「底上げ」することが盛り込まれる見通しですが、この措置を「盛り込むべき」と答えた人は40%「盛り込むべきではない」は41%でした。

随意契約によって売り渡された5キロあたり2000円程度の政府備蓄米について、▼「買いたい」と思う人は48%▼「買いたくない」と思う人も48%でした。

備蓄米が店頭に並ぶことで、今後、備蓄米以外の銘柄米などの価格も下がると思うか聞いたところ、▼「下がると思う」は35%▼「下がらないと思う」は56%でした。

また現在、農家が再生産できる価格を維持するために抑えているコメの生産量を今後、増やすことには88%の人が「賛成」と答えています。

次に望ましい政権のあり方について聞いたところ、▼「自民・公明を中心とする政権の継続」が43%▼「いまの野党を中心とする政権に交代」が41%でした。

少数与党である今の自公政権にほかの政党を連立に加えるならどの党が望ましいか聞いたところ、▼立憲民主党が16%▼日本維新の会が14%▼国民民主党が16%▼「少数与党のままでいい」が30%でした。

いまの国会で野党が内閣不信任決議案を▼「提出すべき」と答えた人は40%▼「提出すべきではない」は45%でした。

各党の支持率はご覧のとおりです。

【各党の支持率】
自民   24.3% (0.8↑)
立憲    8.2% (2.6↑)
維新    2.3% (2.0↓)
公明    2.9% (1.1↓)
国民    6.8% (3.4↓)
共産    2.2% (0.2↓)
れいわ   3.1% (0.4↓)
参政    2.1% (0.5↑)
社民    0.1% (0.0→)
保守    0.7% (0.1↑)
その他   0.9% (0.3↑)
支持なし 42.2% (5.5↑)

立憲民主党の支持率が7か月ぶりに国民民主党を抜いています。

【調査方法】
JNNではコンピュータで無作為に数字を組み合わせ、固定電話と携帯電話両方をかけて行う「RDD方式」を採用しています。

5月31日(土)、6月1日(日)に全国18歳以上の男女2385人〔固定834人、携帯1551人〕に調査を行い、そのうち44.3%にあたる1056人から有効な回答を得ました。その内訳は固定電話507人、携帯549人でした。

インターネットによる調査は、「その分野に関心がある人」が多く回答する傾向があるため、調査結果には偏りが生じます。より「有権者の縮図」に近づけるためにもJNNでは電話による調査を実施しています。無作為に選んだ方々に対し、機械による自動音声で調査を行うのではなく、調査員が直接聞き取りを行っています。固定電話も年齢層が偏らないよう、お住まいの方から乱数で指定させて頂いたお一人を選んで、質問させて頂いています。