カンボジアで拘束された20人以上の日本人が、特殊詐欺拠点を管理する中国人らの指示で、警察官をかたるうその電話をかけていたとみられることが分かりました。

警察庁によりますと、カンボジア当局は27日、北西部ポイペトで特殊詐欺拠点とみられる建物を捜索し、日本人20人以上を拘束するとともに、パソコンやスマートフォンなどを押収しました。

愛知県警が入手した詐欺拠点の情報が現地当局に提供され、摘発につながったということです。

また、愛知県警によりますと、日本人らは詐欺拠点を管理していた中国人らの指示のもとで、日本に向けて警察官をかたるうその電話をかけていた疑いがあるということです。

日本人らは首都プノンペンの施設に収容されていて、愛知県警は今後、現地に捜査員を派遣して実態を詳しく調べる方針です。