玄米で入手 意外な盲点も

井上キャスター:
古いコメを玄米の状態で買った場合、精米はどうすればよいのか米店に聞いたところ、東京・練馬区の富沢精米店は「持ち込まれたら精米する」ということです。
一方で「持ち込まれたら断る」というお店もありました。理由には"コメのプロ”ならではの様々な思いがありました。
大阪市 西川米穀店
「味の不満を“精米の技術の問題”だと思われたら困る」
東京・足立区 山菊米穀店
「時間的に余裕がないのと、店が選んだものだけを扱いたいため」
石田 健さん:
町のお米屋さんにとっては仕方のない対応だと思います。しかしこのような状況が5年も続くというのであればビジネスの形や、商売のあり方を変えようかなとなるのかもしれません。でもそこがまだ見えないんですよね。
そのためにも政治の側の人たちは、この状況がいつまで続くのかといったメッセージを早く出してほしいです。
出水麻衣キャスター:
玄米のまま売るからあまり市場に出回らないというのは非常にもったいないことです。そこのボトルネックを早く良い形ですっと通るようにしてほしいですね。

井上キャスター:
コメの状態によって使い分けすることで美味しく食べることができるそうです。
五ツ星お米マイスターの西川信一さんは「古いコメは冷たい弁当・おにぎりなどには不向き。使い分けるのも一つの手です」といいます。
つまり、古古米であれば「炊きたて。すぐ食べる分だけ」、新米などに近いコメは「弁当・冷凍保存など」にするといいということです。
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<プロフィール>
石田 健
ニュース解説メディア「The HEADLINE」編集長
鋭い視点で政治・経済・社会問題などを解説