コンビニやスーパーでカードで買い物すると最大20%のポイントをつけるケースも。業界最大手の赤い銀行がポイントを全面におして預金の獲得に挑みます。

三菱UFJフィナンシャル・グループ 亀澤宏規 社長
「カギは利便性と利得性です」

三菱UFJフィナンシャル・グループがきょう発表したのは、お金まわりのサービスを“まるっと”まとめた新たな金融アプリ「エムット」。銀行口座やクレジットカード、資産運用などをアプリひとつで管理できます。

また、加盟店のコンビニやスーパーでカード決済した際のポイント還元率を7%にアップ。さらにアプリへのログインや給与口座への指定など、さまざまな条件をクリアすれば最大20%まで引き上げます。

まさに大盤振る舞いですが、背景にはライバルの存在が…

三井住友の「Olive」です。銀行口座とクレジットカードとデビットカードの機能が一枚のカードに集約されていて、サービス開始から2年で利用者はすでに500万人超え。黙って見ているわけにはいきません。

三菱UFJフィナンシャル・グループ 亀澤宏規 社長
「個人の口座数は多いし、預金量もダントツ。この銀行の強みを横に展開していく。本格的にこの分野で攻勢をしたいと」

金利ある世界の到来で預金の重要性が増す中、顧客の獲得競争は激しくなっています。