あすから政府による新たなガソリン補助金が始まり、まずは1リットルあたり7円あまり支給されます。

新たな補助金制度は、ガソリン価格を段階的に押し下げ、最終的に定額で1リットルあたり10円引き下げるものです。急激な価格変動を抑えるため、あすから1週間は、今週と比べて5円引き下がるよう補助されます。

経済産業省によりますと、おととい時点の全国のレギュラーガソリンの平均価格は、1リットルあたり182円10銭となり、4週連続で値下がりしました。

来週は1リットルあたり2円40銭の上昇が見込まれていることから、あすからまずはこの上昇分に5円を加えた7円40銭支給されます。この価格水準が続いた場合、6月半ば頃には補助額が10円となる見通しです。

ただ政府は、補助金が店頭価格に反映されるまでに2から3週間程度かかると説明しています。

一方、ガソリン補助金をめぐっては、これまで8兆円以上の巨額の予算があてられていて、「財政負担の増加」や「逆炭素への逆行」といった課題も抱えています。