フランスの南部カンヌで、世界三大映画祭の一つ、「カンヌ国際映画祭」が開幕しました。
今年で78回目を迎えるカンヌ国際映画祭が13日に開幕し、初日には映画界への多大な貢献を称える「名誉パルムドール」がアメリカの俳優のロバート・デ・ニーロさんに贈られました。
最高賞のパルムドールを競う「コンペティション部門」には、22作品がノミネートされ、日本からは3年前に「ある視点部門」で特別表彰された早川千絵監督の「ルノワール」が出品されます。
「ルノワール」は、1980年代を舞台に、11歳の女の子が病気に苦しむ父親と介護に追われる母親の葛藤に触れ、さらに、好奇心から大人たちの世界に飛び込み、楽しさや悲しみ、恐怖などを感じながら成長していく物語です。
主演はオーディションで選ばれた鈴木唯さんが務め、母親役に石田ひかりさん、父親役をリリー・フランキーさんが演じています。
カンヌ映画祭は24日までで、最終日に授賞式が行われ、「パルムドール」が発表されることになっています。

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