1日の日本株相場は小幅高。米中の貿易交渉進展への期待から為替がドル高・円安方向にやや振れており、輸出関連株の追い風になっている。

日本銀行の金融政策決定と日米関税交渉を控えて投資家の様子見姿勢が強い中、決算を発表した米マイクロソフトやメタ・プラットフォームズの株価が時間外取引で上昇したことを受けて、電機や精密機器が高い。

日銀の金融政策決定会合では政策金利が据え置かれる見通し。トランプ米政権の関税政策を巡る不透明感がある中、新たな経済・物価情勢の展望(展望リポート)と金融政策運営の考え方をどのように示すかが焦点となる。

東海東京インテリジェンス・ラボの澤田遼太郎シニアアナリストは、日銀決定を控えて銀行株は下落していると指摘。日銀会合では経済について悲観的な発言があり、利上げに対する厳しい見方が示されるとの臆測があると付け加えた。

TOPIX上昇に最も寄与したのは日立製作所で3.5%上昇。一方、2026年3月期の利益見通しが市場予想を大きく下回った村田製作所は一時18%安と急落した。

東証33業種指数は20業種が上昇、陸運が上昇率トップ、海運が下落率トップ。

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