(ブルームバーグ):世界最大のレコードレーベル、ユニバーサル・ミュージック・グループ (UMG)の1-3月(第1四半期)の売上高は、アナリスト予想を上回った。世界的な有料会員数の伸びが追い風となった。
テイラー・スウィフトやサブリナ・カーペンターら人気歌手を抱えるUMGが29日の取引終了後に発表した1-3月期決算で、為替変動の影響を除いた調整後売上高は前年同期比9.5%増の29億ユーロ(約4700億円)。ブルームバーグがまとめたアナリストの予想平均は27億6000万ユーロだった。
発表資料によると、サブスクリプション(定額制)収入は為替変動の影響を除いたベースで9.3%増。アナリスト予想では7.12%増が見込まれていた。
広告付き無料ストリーミングサービスの収入は同じベースで0.3%増。同社の経営陣は、そうした無料サービスのユーザーを有料のプレミアムサブスクサービスに移行させることで新規の有料会員を獲得し、ユーザー当たり平均売上高(ARPU)を押し上げることに注力している。
1-3月期の調整後EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は6億6100万ユーロと、アナリスト予想の6億5740万ユーロを上回った。
原題:Universal Music Sales Beat Estimates as Subscriptions Grow(抜粋)
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