米格安航空会社ジェットブルー・エアウェイズは、通期の業績見通しを撤回した。トランプ米大統領が仕掛けた貿易戦争を受け、旅行需要が後退している。

旅行需要の急減は、ジョアンナ・ゲラーティー最高経営責任者(CEO)による黒字回復に向けた再建計画に打撃を与える恐れがある。ジェットブルーは主に米国内、特に北東部や東海岸沿いの路線に注力しているが、この地域は需要減速の影響を強く受けている。

ゲラーティーCEOは、1-3月(第1四半期)決算の発表資料で「マクロ経済の不確実性を踏まえ、従来の通期ガイダンスは据え置かない」と述べた。

マーティ・セントジョージ社長は発表資料で、旅行需要は第1四半期を通じて悪化したが、その傾向は4-6月(第2四半期)も続くと予想。消費者心理の低下や景気全体への懸念が重しになっていると説明した。需要と運賃の指標であるユニットレベニュー(1座席マイル当たりの旅客収入)については、第2四半期は最大7.5%減少する可能性があると同社はみている。

第1四半期の調整後損益は1株当たり59セントの赤字。アナリスト予想は63セントの赤字だった。

原題:JetBlue Pulls Forecast on Economic Worries, Joining Rivals (1)(抜粋)

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