中国を訪問している日中友好議員連盟の議員団が中国共産党の幹部と会談し、若い世代の往来を進めていく方針で一致したほか、新たなパンダの貸与を求めました。
日中友好議員連盟 森山裕 会長
「具体的な成果を示し日中関係が発展して良かったと両国民が実感できるように双方で努力をしていきたい」
全人代 趙楽際 常務委員長
「両国関係が正しい道に沿って、着実に未来へと進むことを望みます」
自民党の森山幹事長を団長とする議員団は、きょう午前、中国共産党の序列3位の趙楽際委員長と会談しました。
会談では若い世代の往来を進めていく方針で一致、日本側は年内に若手議員の訪中団を派遣する考えを伝えました。
また、来年2月までに日本にいる全てのパンダが返還されることから、森山幹事長は「パンダは日本国民に大変親しまれている」として新たなパンダの貸与を求めました。
これに対し趙委員長は「担当部門同士で意思疎通を行っていく」と述べるにとどめたということです。
日本産水産物の輸入停止措置については、中国側は「関係部門の間で前向きなやり取りが行われている」と回答、レアアースの輸出規制についても日本側が解除を求めましたが中国側は「国家安全を守るために実施している」と述べ、特定の国を対象としたものではない考えを強調したということです。
アメリカと中国の報復関税措置をめぐっては趙委員長が中国側の立場を説明。
日本側は「経済大国にふさわしい責任を果たしてもらいたい」と述べ、貿易摩擦をエスカレートさせないよう求めました。

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