ベトナムを訪問している石破総理は、最高指導者であるトー・ラム共産党書記長と会談しました。

会談は首都ハノイで日本時間の午後8時すぎに始まりました。

今月30日でベトナム戦争の終結から50年を迎えますが、会談の冒頭、石破総理は「当時大学1年生で、ベトナムの南北統一が行われることを、非常な感動を持ってテレビの画面を見たことをよく覚えている」などと話しました。

会談ではアメリカ・トランプ政権による関税措置をめぐり経済的な連携を強化することや、南シナ海への進出を強める中国を念頭に、安全保障面での協力を深化させることなどについて協議しているものとみられます。

これに先だって石破総理はおよそ100社の日系企業が入居する工業団地を視察し、現地に駐在している企業関係者からアメリカの関税措置の影響などについて聞き取りました。