米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は19日、年内にインドを訪問する意向を示した。テスラは人口世界最多のインドへの進出を長年目指しており、今回の表明は、その取り組みが進展している可能性を示唆している。マスク氏は前日にモディ首相と会談していた。

マスク氏は「X(旧ツイッター)」への投稿で今年後半のインド訪問計画を明らかにした。1年前に同国を訪れる予定だったが、テスラの緊急の問題を理由に直前になって延期していた。

テスラは同業他社に市場シェアを奪われている。中国のEVメーカー、比亜迪(BYD)などの積極的な価格攻勢に加え、マスク氏のトランプ米大統領との親密な関係が一部顧客の反発を招いたことなどが主な要因だ。

激化する関税合戦も打撃となっており、同社の中国版ウェブサイトからは輸入車である「モデルS」と「モデルX」の「今すぐ注文」ボタンが削除された。

EV市場の競争がますます激しくなる中、テスラは新しい市場の開拓が急務となっている。急速に成長する中間層が存在し、政府もクリーンモビリティを推進しているインドは、テスラにとって明らかに有望な進出先だ。テスラは長年インド進出を望んできたが、輸入関税や現地生産へのコミットメントを巡る意見の相違が進展の妨げとなっている。

マスク氏はインドで他の事業も進めている。同氏の衛星通信サービス会社スターリンクは最近、インドの通信会社バルティ・エアテルやリライアンス・ジオとの提携を発表した。一方、Xはコンテンツ規制を巡りインド政府と対立している。

原題:Musk Revives Plan to Visit India After Talking With Modi(抜粋)

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