(ブルームバーグ):7日の債券相場は上昇が予想される。トランプ米大統領の関税政策によりリスク回避の動きが強まっており、安全資産である国債買いが継続する。内外の株価の下落と為替の円高も支えになる。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは、中国が報復関税に踏み切ったことを受けて悲観論が一段と強まっていると語る。日本銀行の年内利上げ観測はまだ消えておらず、それが今後剥落する可能性を考えると、金利にはまだ一段の下げ余地があるとみることもできると言う。
金融市場は7割弱の確率で日銀の年内利上げを織り込んでいる。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは1.12-1.22%(4日は1.16%で終了)、先物中心限月6月物は141円40銭-142円20銭(同141円65銭)。
先物夜間取引で6月物は4日の日中取引終値比15銭安の141円50銭で終えた。4日の米10年国債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い3.99%程度に低下した。
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