7日の東京株式相場は大幅続落となる見込み。中国が米国の関税政策に対する報復を表明し、世界経済の混乱や減速への警戒が続くほか、為替の円高進行も嫌気される。

米半導体関連の急落も響き、電機や精密機器、機械など輸出関連株に売り圧力が高まりそうだ。米金利の低下を材料に銀行など金融株、海外原油先物の大幅安を受け商社や鉱業など資源関連株も下げ、投資家のリスク回避姿勢から内外需セクターが幅広く安くなる見通しだ。

東海東京インテリジェンス・ラボの平川昇二チーフグローバルストラテジスト

  • 世界的に株価が急落し始めた、市場は関税によるリセッション(景気後退)を懸念している
  • このような状態下では日本企業は米国で値上げできず、関税引き上げ分は企業がかぶる形で利益が減少するだろう
    • 関税の影響だけで東証株価指数(TOPIX)ベースでは今期利益が1割減少と試算
  • きょうの日本株は先週金曜と同様の下げをもう一度繰り返すことになりそうだ

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