(ブルームバーグ):UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは米国株の投資判断を引き下げ、相互関税が米国経済に及ぼす影響で市場でボラティリティーが長引く可能性があるほか、世界経済の成長に広範な影響が及ぶ恐れがあると警戒感を示した。
UBSは米国株を「アトラクティブ」から「ニュートラル」に引き下げ、年末のS&P500種株価指数の目標値を6400から5800に引き下げた。利益見通しとバリュエーションの低下が理由。ただ、新たな目標値は依然としてS&P500種が前日終値から7.5%上昇をすることを示唆している。
マーク・ヘーフェル最高投資責任者(CIO)は3日付のリポートで、「発表された米関税の規模は、われわれだけでなく市場全体を驚かせた」と述べ、「報復関税の応酬や、米追加関税につながり得る通商拡大法232条の調査、想定されるコンセンサス予想の収益および経済見通し引き下げなどにより(市場は)不安定になるだろう」と続けた。

原題:UBS Wealth Downgrades US Stocks, Cuts Target on Tariff Blow (2)
(抜粋)
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