投資に関する国際資格の認定を行う世界的な団体、CFA協会が2月に実施した認定アナリスト試験で、レベル1(第1段階)の合格率はこれまでの平均を上回った。受験者には詳細な成績通知が送られ、自身の成績をよりよく理解することができるようになった。

CFA協会が3日発表した2月試験のレベル1合格率は45%。昨年の11月と8月に行われた試験のそれぞれ43%と44%を上回った。過去10年間の平均合格率は40%。

2月の受験者は、詳細な成績通知によって合格最低点と比較した自身の成績を把握することが可能になった。不合格だった受験者は合格まであと何点程度かを、合格した受験者は合格最低点をどれだけ上回ったのかを知ることができる。

同協会の教育部門マネジングディレクター、クリス・ウィース氏は発表資料で、「この追加情報は、受験者が今後の学習や試験対策に役立てることができ、次の試験でも活用できる実践的な情報だ」と説明している。

 

CFA協会の認定資格は、金融業界で多くのプロフェッショナルが目指している。3段階に分かれた試験は年に数回実施され、合格者は新たな就職や昇給のチャンスを得る可能性がある。2月に実施されたレベル1の試験は、世界中で約2万人が受験した。

2月に試験を受けたレベル3の受験者には、4月22日に結果が通知される予定。

原題:CFA Level I Pass Rate Rises to 45%, Candidates Get New Scorecard(抜粋)

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