米政府と請負契約を結んでいるフランス企業は、多様性・公平性・包摂性(DEI)の慣行をやめるよう要求されていると仏経済紙レゼコーが28日報じた。

同紙によると、パリの米国大使館は仏企業に対し、米政府契約へのアクセスを維持したければ「積極的差別」の慣行を廃止するよう求めているという。

仏財務省の当局者は報道について電子メールでコメントを寄せ、こうした動きは「米政府の価値観を反映したもので、われわれの価値観ではない」と指摘。ロンバール経済・財務相が米財務長官にそう説明すると付け加えた。

トランプ米大統領が連邦政府機関におけるDEIプログラム撤廃を目指す中、米企業はDEIの目標を後退させている。

パリの米国大使館に通常業務時間外にコメントを求めたが、すぐには返答がなかった。

原題:French Companies Asked to Drop DEI to Keep US Government Work(抜粋)

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