(ブルームバーグ):電気自動車(EV)メーカーの米テスラの株価は10日、15%急落し、2020年9月以来最大の下げを記録した。ウォール街のアナリストらが、同社製EVの納車台数予測を大幅に引き下げ始めたためだ。
UBSのジョセフ・スパック氏はこの日、テスラの1-3月(第1四半期)と通期の予測を下方修正した。第1四半期の納車台数を、以前の予測から16%引き下げ36万7000台とし、25年の販売台数は前年比約5%減少するとの見通しを示した。ベアードのベン・カロ氏も6日、テスラの納車台数予測を引き下げている。
ブルームバーグがまとめたアナリスト予測の平均では、テスラの納車台数は年間約10%増と見込んでいる。テスラ経営陣は、25年に同社が再び成長軌道に乗ると述べている。
人気のスポーツ型多目的車(SUV)「モデルY」の新デザイン切り替えに伴う混乱に加え、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に対する反発が、今年初めから世界の主要な電気自動車(EV)市場の一部でテスラの地位を損なっている。例えばドイツでは、マスク氏が同国の連邦議会選挙で極右政党への支持を表明したことなどを受け、1-2月の登録台数が70%も急減した。
世界最大のEV市場の中国では、テスラは他のメーカー同様、国内トップの比亜迪(BYD)に追いつこうと苦戦している。テスラ上海工場からの車両出荷台数は2月、49%減の3万688台にとどまり、月間では22年7月以来最低となった。
原題:Tesla Tumbles Most Since 2020 on Pullback in Sales Estimates (2)(抜粋)
(株価を終値で更新します)
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