卵の価格が高騰し、米ニューヨーク市のレストランやデリカテッセンは利益を確保するため、人気のベーコンエッグチーズ・サンドイッチの値上げに追い込まれている。

鳥インフルエンザの流行に伴う全国的な卵不足により、レストランでは価格上昇圧力が強まり、ベーコン、卵、チーズ、パン、コーヒーの価格を示す全国的な物価指数は、過去12カ月で20%余り上昇している。

 

同市ミッドタウン・イーストの「カフェ・オリンピア55」のロシー・ガビレーンズ店長によると、1月に鳥インフルエンザ危機が始まって以来、鶏卵の卸値は倍増し、1000ドル(約14万7800円)に達した。同店は2月25日、ベーコン、卵、チーズのサンドイッチを2ドル値上げし、7.75ドルにした。

一部の客が新価格に不満を訴え、かつてはニューヨークで最も安い手軽な朝食メニューだったこのサンドイッチを注文しなくなったという。

米ニューヨーク市マンハッタンのNYグリル&デリのベーコンエッグチーズ・サンドイッチ

ガビレーンズ氏は「状況に合わせて対応しようとしているが、顧客に理解してもらえないこともあり、なかなか難しい」と語った。

1番街の「NYグリル&デリ」のマネジャー、フランシス・アヤラ氏は6日、卵の卸値が1月以来ほぼ2倍に値上がりしたとぼやく。数週間、顧客にコストを転嫁しないように努めてきたが、ついに2週間前に、最も人気の高いサンドイッチの価格を1ドル値上げし、7.45ドルとした。

アヤラ氏によると、同店にはまだ多くの苦情は寄せられていないが、一部の客は朝食にランチタイムのメニューを選ぶようになった。利用客はベーコン、卵、チーズの代わりにチキンサンドイッチを購入し、少し高いが、よりボリュームのある食事を食べることもできる。

原題:NYC Breakfast Spots Bemoan 20% Jump in Bacon, Egg, Cheese Prices(抜粋)

--取材協力:Michael McDonough.

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