国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は日本銀行の利上げに関し、「インフレ期待を2%の目標に安定させるのに役立つ」として、「最近の政策決定を支持している」と述べた上で、「インフレを巡るリスクバランスを踏まえれば、政策金利のさらなる引き上げは引き続きデータに基づき、時間の経過とともに緩やかなペースで進めるべきだ」との認識を示した。

コザック報道官が6日の記者会見で質問に答えたもので、「日本については成長局面にあると言える」とし、「今年の成長率は加速する見通しであるとともに、インフレ率は2025年末までに日銀の2%目標に回帰すると見込まれる」と語った。

ワシントンのIMF本部(2024年10月21日)

一方、日本の為替政策を巡っては、「日本の当局は変動相場制へのコミットメントを確認している」と指摘。「日本の変動相場制はショックの影響を吸収するのに役立っており、物価安定への金融政策のフォーカスを支えてもいる」と話した。

さらに、「変動相場制はファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)と整合的な対外ポジションの維持に役立っている」とも述べた。

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