(ブルームバーグ):国際サッカー連盟(FIFA)は来年のワールドカップの国際放送センター(IBC)を米テキサス州ダラスの複合施設に設置すると決定した。 ダラスがIBCを迎え入れるのは1994年に続き2回目。
全世界のテレビやラジオなど報道機関の拠点となるIBCが置かれるのはダラスの中心街にあるケイ・ベイリー・ハッチソン・コンベンションセンター。同施設は9万2900平方メートルの広大な展示スペースを備える。FIFAは2026年1月から8月下旬まで同施設を全面使用する。
26年のFIFAワールドカップは米国とカナダ、メキシコの共同開催となる。IBCが決まったことで、ダラス地域が望む同大会での役割は重みを増した。
ワールドカップ・ダラス組織委員会の共同議長でメジャーリーグサッカー(MLS)のFCダラスの社長を務めるダン・ハント氏は「IBCの誘致はこの地域にとって非常に大きなチャンスだ」と語った。
同氏の亡き父、 ラマー・ハント氏は1994年のIBCとワールドカップの試合のダラス誘致で大きな役割を果たした。資産家のハント家は米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)のカンザスシティ・チーフスのオーナーでもある。
原題:FIFA Picks Dallas as World Cup TV Hub With 2026 Broadcast Center(抜粋)
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