(ブルームバーグ):トランプ米大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領と公の場で激しく対立したにもかかわらず、ウクライナとの鉱物資源取引がなくなったとは思っていないと述べた。
トランプ氏は3日、記者団に対し「これはわれわれにとって素晴らしい取引だ」と指摘。4日に行われる上下両院合同会議での演説で「お知らせする」と述べた。

同時に、ロシアの侵攻に対抗するためにウクライナが米国から受け取った数十億ドルの支援についてゼレンスキー氏は「もっと感謝すべきだ」と強調。和平合意の一環として米国の対ロシア制裁を解除する可能性について問われると、戦争終結に向け「われわれは誰とでも取引を行うつもりだ」とし、それには欧州諸国も含まれるとの見解を示した。
米ウクライナの鉱物資源取引を巡っては先週、破談になったかにみえたが、トランプ氏の相対的に楽観的な見解により復活する可能性が出てきた。
同会見の数時間前には激しい口論に発展した先週末の首脳会談に続き、トランプ氏はゼレンスキー氏を再び痛烈に批判していた。
ウクライナ支援を巡る欧州首脳会議が開かれたロンドンでゼレンスキー氏は2日、トランプ氏が「真の問題解決のため」に自身を再び招待すれば会談する用意があるとし、署名に至らなかった鉱物資源取引を受け入れる用意があると発言。一方でウクライナとロシアの戦争の終結は「非常に、非常に遠い」と同氏が予測したとも伝わっていた。
これについてトランプ氏は「これはゼレンスキー氏による最悪の発言であり、米国はこれ以上我慢することはない!」とソーシャルメディアに投稿。「この男は米国の後ろ盾がある限り、平和を望まない」などと述べた。
ゼレンスキー氏がトランプ、バンス正副大統領とテレビカメラの前で激しく応酬したことで、米国の対ウクライナ支援が維持されるか不透明になった。ウクライナ支援で一枚岩の姿勢を示したい欧州首脳は、ゼレンスキー、トランプ両氏を交渉のテーブルに戻すため関係改善へ奔走している。
原題:Trump Says Ukraine Deal Still Possible Despite Zelenskiy Feud(抜粋)
(トランプ氏の鉱物資源取引に関する発言を追加して更新します)
--取材協力:Henry Meyer.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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