(ブルームバーグ):米宇宙関連スタートアップ、ファイアフライ・エアロスペースは2日、同社初の無人月着陸船「ブルーゴースト」を月面に着陸させることに成功した。民間企業が月面着陸に成功したのはこれで2例目となった。
ブルーゴーストは、ニューヨーク時間2日午前3時34分(日本時間午後5時34分)に月面に降りた。打ち上げは1月15日。この着陸船には、温度を測定するため月の土壌に埋め込まれるドリルなど、米航空宇宙局(NASA)が開発した機器・実験装置10台が搭載されている。
着陸から約30分後、ファイアフライはブルーゴーストが撮影した最初の画像を受信。着陸船付近の月面が写されている。
民間企業による月面着陸は、米インテュイティブ・マシンズが2024年2月に成功したのに続いて2例目。
ブルーゴーストは、月の表側にある「Mare Crisium(危難の海)」に着陸。全てが順調に進めば、同機のミッションは最長2週間の予定で、これは月の1日とほぼ同じ長さに相当する。
今回のファイアフライによるミッションは、1972年以来初めて人類を月に送るという新たな取り組みの一環として、NASAから一部資金提供を受けて行われた。月の南極への有人着陸を目指すNASAは、実験装置を輸送し、月の南極について詳しい調査を行うため、同社を含む複数の企業に資金を提供し、無人着陸船の民間開発を支援している。
インテュイティブ・マシンズは、3月6日に2機目の着陸船による月面着陸を試みる予定。一方、日本の宇宙関連企業であるispace(アイスペース)は4月に月面着陸に挑むという。同社は23年に着陸船の月面着陸を試みたが、失敗に終わっていた。
原題:Texas Startup Successfully Lands Spacecraft on Moon Surface (2)(抜粋)
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