(ブルームバーグ):アセットマネジャーによる円の買い越しが4年ぶりの高水準に達した。日本銀行の利上げ継続観測や、トランプ米政権の関税政策など世界経済を巡る不透明感が高まる中、円への強気姿勢が一段と顕著になってきた。
米商品先物取引委員会(CFTC)によると、アセットマネジャーの円の対ドルポジションは2月25日時点で6万8961枚の買い越しだった。これは2021年2月16日以来の水準で、1週間の増加幅は約3万枚と約5年ぶりの大きさとなった。この間、円は1ドル=152円台前半から148円台半ばまで上昇した。
野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは、アセットマネジャーはリスクオフが市場で強まることを見越して円買いを積み上げているとの見方を示した。
一方、レバレッジド・ファンドは引き続き円を売り越しているものの、売り越し幅は1万2714枚と昨年10月以来の水準まで縮小した。大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジストは、こうした動きについて「ここもとの円高トレンドがまだ続くとの見方」があると指摘した。
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