パソコン(PC)・プリンターメーカーの米HPが発表した四半期利益見通しは市場予想を下回った。部品コストの上昇と中国からの輸入品に対する関税が影響するという。

27日の発表資料によると、2-4月(第2四半期)の一部項目を除く1株利益予想は75-85セント。アナリストの予想平均は85セントだった。

エンリケ・ロレス氏

エンリケ・ロレス最高経営責任者(CEO)はインタビューで、部品コストの上昇と中国からの輸入品に対する米国の関税が利益を圧迫すると説明。それでも、多様なサプライチェーン(供給網)によって影響の大半は軽減される見込みで、会計年度末には北米で販売される商品のうち中国からの輸入品は10%未満になると述べた。

コンピューター業界は海外の製造拠点からの輸入に大きく依存しており、トランプ米大統領による関税計画の影響が懸念されている。

ロレス氏は、関税に対応した製品価格の設定に関し、「特定の調整」を一部行うと明かした。

HPはまた、10月に終了する会計年度末までに、従業員数を1000-2000人削減すると発表した。これにより年間で約3億ドル(約449億円)の追加経費節減が可能になるという。

HP株価は米国株式市場引け後の時間外取引で約3.5%下落した。通常取引の終値は33.13ドル。年初来では1.5%上昇している。

2024年11月-25年1月(第1四半期)の売上高は2.4%増の135億ドルだった。ビジネス用コンピューターの10%増収がけん引した。アナリスト予想平均は約134億ドルだった。

同社はまた25年のフリーキャッシュフローが最大36億ドル、調整後1株利益が最大3.75ドルとの従来見通しを据え置いた。

原題:HP Sees Weaker Profit on Tariffs; Will Cut Over 1,000 Jobs (1)(抜粋)

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