(ブルームバーグ):ドイツは来月の新議会発足前にも、防衛費増額に動くかもしれないと、クキース財務相が述べた。
南アフリカ共和国のケープタウンで行われる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議出席に際してブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じたクキース氏は26日、「北大西洋条約機構(NATO)の欧州の柱を強化したいと考えている。このため、今後数年間に防衛の取り組みを強化することは極めて重要だ」と語った。
さらに、「議会は残りの会期について権限を持つ。だが、合意内容を決めるのは議会だ」と続けた。
一方、まだ最終決定されていない今年の連邦予算には「数十億」ユーロの穴があると指摘。この資金繰りは、総選挙で勝利したキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と、第3党に後退した現与党の社会民主党(SPD)との連立交渉で大きな地位を占めるとみられる。
「財務相は常に予算の制約を知っておく必要があり、ドイツの場合、今年だけでもその制約は極めて強い」とクキース氏は述べた。
次期首相就任が確実なメルツCDU党首は、すでにSPDと最大2000億ユーロ(約31兆3000億円)に上る防衛特別予算を話し合っていると、ブルームバーグは報じた。この資金は債務により調達するという。
この計画に関連した質問を受けたメルツ氏は25日、交渉していることを認めつつ、協議中の額については「肯定も否定も」できないと言葉を濁した。
原題:German Finance Chief Sees Chance for Defense Spending Surge (1)(抜粋)
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