(ブルームバーグ):イーロン・マスク氏率いる「政府効率化省(DOGE)」に所属する職員21人が25日、連邦政府機関の解体や職員解雇を目指すマスク氏の行動に抗議して辞職した。
21人は米国DOGEサービスに改称されたホワイトハウスの機関、米国デジタルサービス(USDS)に勤務していた。
今月前半に同機関で解雇通知が相次いで出されていた。昨年時点での職員数は約224人。
21人の職員は25日に連名で提出した辞表で、「われわれはそれぞれ、民間の幹部技術職を辞して無党派の公共サービスに従事することを選び、米国民への奉仕と政権が変わっても憲法への誓いを守ると宣誓していた」が、「もはや米国DOGEサービスでは、これらの誓約を守ることができないことは明らかだ」と述べた。
USDSはオバマ政権下で政府機関への技術サポート提供を目的に設置されたが、トランプ政権でマスク氏が政府のコスト削減に取り組む中、大統領令に基づきUSDSは米国DOGEサービスに改称された。
ワイルズ大統領首席補佐官宛ての辞表によると、USDSの職員はトランプ大統領就任式翌日に15分間の面接を受けるよう求められた。面接官数人は身元を明かさず、「政治的忠誠心に関する質問をした」という。辞表はAP通信が先に報じた。
USDSの職員の約3分の1は今月、トランプ大統領による組織改革を理由に解雇通知を受け取った。ブルームバーグが確認した14日付の通知には「USDSの任務の改革・変更により、USDSはあなたの業務を今後必要としなくなった」との記載があった。
25日の辞表によれば、通知を受け取った職員は、社会保障や退役軍人向けサービス、税務申告、医療、災害救援などのプロジェクトの最新化を担当していた。
辞職した職員らは辞表で、DOGEの行動には「技術専門家の解雇、機密データの不適切な取り扱い、重要システムの破壊」が含まれていると指摘。「われわれは、技術者としてのスキルを政府の中核システムを危険にさらすために使用することはない」とした。
原題:Federal Tech Workers Quit in Protest Over Musk’s DOGE Efforts(抜粋)
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