ドイツでは、きょう(23日)総選挙が行われます。最大野党の保守政党が世論調査で首位に立っていて、政権交代の可能性が高まっています。移民排斥を掲げる極右政党も躍進する勢いです。

ドイツではきょう、20年ぶりに議会解散の総選挙が行われます。最新の世論調査では、最大野党の保守「キリスト教民主・社会同盟」が支持率トップに立っていて、政権交代の可能性が高まっています。

記者
「極右政党『AfD』で最も影響力があるとされる幹部のひとりが登壇しました。時折、大歓声が湧き起こっています」

移民排斥を掲げる極右政党「AfD」も得票数が倍増する勢いで、第二勢力に躍進する見通しです。選挙戦最終日の22日、「AfD」の集会にはおよそ1000人が集まりました。

AfD支持者
「不法移民が小さい子に酷いことをしたりするのを聞くと、夜外に出るのが怖くなります」

一方、「AfD」の集会のすぐそばでは、人種差別などに反対するデモにおよそ4000人が集まり、あたりは騒然となりました。

選挙では移民・難民政策が争点になっていて、日本時間のあす朝には大勢が判明する見通しです。