来月3日からアメリカ・ニューヨークで開かれる核兵器禁止条約の締約国会議について、岩屋外務大臣はオブザーバー参加を見送ると明らかにしました。
岩屋毅 外務大臣
「非常に厳しい安全保障環境の中で、大変難しい、厳しい判断をせざるを得なかった」
岩屋大臣は会見で、核兵器禁止条約の締約国会議に政府としてオブザーバー参加しないことを正式に発表しました。
不参加の理由について、▼核兵器の保有国を交えずに核軍縮を進めることは難しく、▼核による拡大抑止が不可欠な現状の中で、日本が参加することは誤ったメッセージを与え、平和と安全の確保に支障をきたすおそれがあるとしています。
今回の決定を受け、政府のオブザーバー参加を求めていた日本被団協の田中代表委員は、「極めて残念です」などとする談話を発表しました。

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