(ブルームバーグ):中国株は18日の取引で値上がり。中国の習近平国家主席が電子商取引大手アリババグループの共同創業者、馬雲(ジャック・マー)氏ら著名起業家との座談会を17日に開き、民間セクターに対する当局の支持を示唆した。
香港上場の本土銘柄から成るハンセン中国企業株(H株)指数は一時2%高。アリババや小米などのテクノロジー銘柄の上げが目立つ。
同指数は1月の安値から23%余り上昇。ハンセンテック指数は2025年入り25%以上上げている。18日の本土市場ではCSI300指数が値上がり。

サクソ・マーケッツのチーフ投資ストラテジスト、チャル・チャナナ氏は「習主席が中国の起業家らと会談したことは、中国が民間セクターに対するアプローチを大きく転換したことを意味する」と指摘。
また、中国の人工知能(AI)スタートアップDeepSeek(ディープシーク)を巡る展開と、設備投資に重点を置く米主要ハイテク企業から成る「マグニフィセント・セブン」からの資金流出を背景に上げている中国テクノロジー銘柄に、中国当局の新たなスタンスがさらなる追い風となるとの見方も示した。
一方、中国国債は値下がり。本土市場の資金環境がタイトなほか、株高で国債需要が弱まった。
指標の10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し1.73%と、昨年12月以来の高水準。1年債利回りは6bp上げ1.48%と、昨年8月以来の高水準を記録した。

原題:Chinese Stock Rally Resumes as Xi Vows Support for Private Firms、China’s Government Bonds Drop on Cash Squeeze, Stocks Optimism(抜粋)
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