米国で教師が1月前半にLGBTQなど性的少数者の学生を支援する方法に関するガイドラインを探そうとした際、政府のウェブサイトから資料にアクセスすることできた。だが今は違う。アクセスしようとしてもページが存在しないことを意味する「404エラー」が表示され、閲覧できない。

リベラル派の調査・提言グループであるアメリカ進歩センター(CAP)が13日公表したリポートによると、連邦政府のウェブサイトからLGBTQコミュニティーに関連した350余りのウェブページが削除されており、このページはそのうちの1つだ。

削除されたページには、包括的なハラスメント防止策を実施する学校向けの指針や雇用機会均等委員会(EEOC)のLGBTQ向け資料のページなどが含まれているという。

CAPはリポートで、「これらのページにはLGBTQI+コミュニティーと支援者にとって重要な情報が盛り込まれており、それらが削除されたことは情報の制限という重大な懸念を意味する」と指摘した。

ホワイトハウスにこのリポートについてコメントを求めたところ、アンナ・ケリー報道官は電子メールで、米国の有権者はトランプ大統領が常識とする「米国第一」主義の政策を実施する権限を大統領に与えたと回答。

ケリー氏は、「トランプ大統領は連邦政府に常識を速やかに取り戻させるために行政権限を行使しており、連邦機関は不公平で人気がないDEI(多様性・公平性・包摂性)政策に関する大統領の指針に従うことが期待されている」と主張した。

今回の政府ウェブページ削除は、トランプ氏がLGBTQコミュニティーに影響を及ぼす一連の大統領令に署名したことを受けて実施された。

これらの大統領令には、連邦政府のDEIプログラム廃止や連邦政府として認める性別は男性と女性の2つのみとする方針、出生時の性別が男性だったトランスジェンダーの女性が女子スポーツに参加することを禁じる措置などが含まれる。

原題:‘404 Page Not Found’: 350 LGBTQ Government Web Pages Vanish (1)(抜粋)

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