ホンダと日産が進めていた経営統合の協議の打ち切りがきょう正式に決まる予定の中、台湾の「鴻海精密工業」の会長が、日産の筆頭株主であるフランスのルノーと協議したことを認めました。話し合ったのは「合併案ではなく協力案だ」としています。
台湾メディアによりますと、電子機器受託生産大手「鴻海精密工業」の劉揚偉会長は、きのう、台湾でメディアの取材に応じました。
「鴻海」はこれまで、日産の筆頭株主であるフランスのルノーと接触したと報じられていましたが、劉会長はこれを認め、話し合ったのは「買収案ではなく協力案だ」と強調しました。
「鴻海」をめぐっては、先月、EV=電気自動車部門のトップで、過去に日産の副最高執行責任者を務めた経営幹部が日本を訪れ、日産と接触したとも報じられています。
ホンダと日産の経営統合の協議は、きょう打ち切りが正式に決まる予定で、「鴻海」の動向は一層注目されそうです。
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