「目が腫れるほど、たくさん泣いた」

インドの活気ある街並みの影で、数え切れないほどの女性たちが貧困にあえいでいます。最下層カーストの彼女たちに、生きる手段として広がりつつあるのが「卵子提供」という選択です。

スマティさんは、そんな女性たちと医療機関を繋ぐブローカー。彼女自身もかつては卵子提供者でした。

350億ドル(約5.4兆円)規模とされる世界の不妊治療産業。その急速に拡大するインド市場において、卵子提供は重要な役割を果たしています。しかし、この取引は決して対等ではありません。

1回の提供で報酬は約4万5000円。仕事の機会が少ない貧しい女性たちが体を危険にさらして卵子を提供している一方で、医療機関は大きな利益を上げています。

卵子提供の実態とその背景にある貧困の問題、インドの不妊治療ビジネスの闇に迫ります。(ブルームバーグ 2024年12月13日配信)

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