トランプ米大統領の就任式実行委員会は、暗号資産(仮想通貨)業界の企業から多額の寄付を受け取ったことが、上院公文書局に提出された開示文書で明らかになった。

同文書によれば、コインベース、クリプト・ドット・コム、ギャラクシー・デジタル、パラダイム・オペレーションズ、暗号資産交換業「クラーケン」を運営するペイワードはそれぞれ100万ドル(約1億5500万円)を寄付。デジタル通貨の取引プラットフォームを提供するロビンフッド・マーケッツは200万ドルを提供した。

かつて暗号資産に懐疑的だったトランプ氏は、投資家や起業家および政治資金源として、同業界を積極的に受け入れるようになった。

トランプ大統領は就任1週目に、暗号資産と人工知能(AI)の責任者に指名したデービッド・サックス氏を、米国のデジタル金融技術を推進する作業部会のトップに起用した。

トランプ氏が今回の就任式で集めた資金は、前回2017年の1億700万ドルを容易に上回ったとみられている。就任式実行委が連邦選挙委員会(FEC)に完全な寄付者リストを提出するのは4月19日となる予定。

原題:Trump Raised Millions From Crypto Firms for His Inauguration(抜粋)

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