29日の債券相場は横ばい圏。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に投資家の様子見姿勢が強い。

この日行われた5年クライメート・トランジション利付国債(CT債)入札は弱めの結果だった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大塚崇広シニア債券ストラテジストは、「流動性が低いことに加え、日本銀行の利上げを警戒して特に中期債の上値が重いことも影響した可能性がある」と述べた。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、日銀が朝方公表した昨年12月の金融政策決定会合の議事要旨について「当時のハト派的な市場の受け止めに反し、政策委員らが実際は利上げに近いところにいたことが明らかになった」と指摘。債券相場にとっては「どちらかというと売り材料だ」と話した。

 

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