(ブルームバーグ):昨年12月の米中古住宅販売件数は3カ月連続での増加となり、2025年に向けてやや勢いを付けたことが示された。ただ24年全体ではここ30年近くで最悪となった。
中古住宅販売の3カ月連続増は、住宅ローン金利が現在の半分未満だった21年終盤以来の長期プラス傾向となった。住宅所有者と購入者の双方が7%付近の借入金利を受け入れ始めていることを示唆している。新築住宅市場も安定しつつあるもようで、25年に向けた明るい兆候が示されている。

統計発表元である全米不動産業者協会(NAR)のチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「高止まりしている住宅ローン金利をよそに、住宅販売は昨年終盤に堅調な回復を見せた」と発表資料で指摘した。
ただ24年通年では、中古住宅販売は1995年以来の低水準に落ち込んだ。これで3年連続での減少となる。95年の米人口は現在より約7000万人少なかった。
海軍連邦信用組合のエコノミスト、ロバート・フリック氏は「今年は状況が改善する見通しだが、住宅ローン金利と住宅価格の高騰、そして低調な供給は今後も続くだろう」と電子メールに記した。
12月の販売価格の中央値は前年同月比6%上昇し、40万4400ドル(約6300万円)。高価格帯物件の販売活動が活発さを増したことを反映している。24年通年の販売価格は過去最高となった。
12月の中古住宅販売在庫は前月比13.5%減。前年比では16.2%増加した。
12月に販売された住宅のうち53%は、売りに出されてから1カ月未満で買い手が決まった。この比率は11月と同水準。16%は提示価格より高く売れた。平均売り出し期間は35日間。11月は32日間だった。
中古住宅販売件数は米住宅市場の大半を占め、契約が成立した時点で算出される。27日には12月の新築住宅販売件数が発表される。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:US Existing-Home Sales Pick Up at End of Worst Year Since 1995(抜粋)
(統計の詳細やコメントを追加し、更新します)
--取材協力:Chris Middleton.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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