(ブルームバーグ):1月第5週(27-31日)の債券相場は、長期金利の低下(価格は上昇)が予想されている。日本銀行が政策金利0.5%への引き上げに踏み切ったことを受け、材料出尽くしによる安心感から買いが入る見込みだ。
市場参加者の見方
◎パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長
- これまで日銀によって利上げの織り込みをせっつかれてきたので、金融政策決定会合というイベント通過でリリーフラリー(安心感による相場の上昇)があるのではないか
- 1月は入札ラッシュだったが、長期債や超長期債の入札はなく、日銀の国債買い入れオペは2回予定されており、需給的にも相場は上がりやすい
- トランプ米大統領は石油輸出国機構(OPEC)に原油価格の引き下げを求めたり、政府支出の削減に取り組んだり、国内金利を下げたがっている。その方が株価や不動産にポジティブなことを理解しており、グローバルにも金利は低下方向とみている
- 新発10年国債利回りの予想レンジは1.15-1.2%
◎ソニーフィナンシャルグループの宮嶋貴之シニアエコノミスト
- 債券相場はイベント通過でいったんは安心感から落ち着く可能性が高い
- 市場は今回の利上げを含めて年2回の利上げを織り込んでいるが、国内物価の基調が加速しているわけではなく、トランプ米大統領の関税政策を巡る不透明感が払拭されてないことを考えると、利上げの織り込みがこれ以上強まることはないだろう
- トランプ大統領の就任イベントはひとまず無風通過し、米長期金利が現在の水準から大きく水準を切り上げる可能性も低い
- 新発10年国債利回りの予想レンジは1.1-1.25%
国債入札
日銀買い入れ
主な材料
- 29日:日銀の金融政策決定会合議事要旨(12月18・19日分)、金融政策決定会合議事録(2014年7-12月開催分)
- 29日:米連邦公開市場委員会(FOMC)最終日、声明発表、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長記者会見
- 30日:氷見野良三日銀副総裁が一橋大学政策フォーラムで講演
- 30日:欧州中央銀行(ECB)が政策金利を発表、ラガルド総裁が記者会見
- 30日:昨年10-12月の米国内総生産(GDP)速報値
- 31日:1月の東京都区部消費者物価指数(CPI)
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.