米国の都市のうちニューヨーク市での車の移動速度が最も遅く、同市のドライバーは昨年平均94時間の交通渋滞に巻き込まれた。オランダのカーナビゲーション機器メーカー、トムトムの新しい調査で分かった。

トムトムがまとめた交通渋滞指数「トムトム・トラフィック指数」によると、ニューヨーク市の中心部で、セントラルパークの外周にほぼ等しい10キロメートルを走行するのに昨年かかった平均時間は31分6秒だった。

同市は今週、全米初の「渋滞税」を導入した。ピーク時にマンハッタンの一部地域に乗り入れる車両に9ドル(約1420円)を課すことで、交通渋滞、公害、二酸化炭素(CO2)排出量の削減に取り組んでいる。

米国で渋滞時間が最も長い都市トップ10にランクインした都市の住民は昨年、ピーク時の自動車通勤で平均60.6時間の交通渋滞に巻き込まれた。

全世界では、南米とインドの都市が渋滞ワーストランキングの上位を占めた。カリブ海に面するコロンビア最大の港がある都市バランキージャは、都心部および都市圏の両方で最も移動速度が遅かった。

トムトムのデータサイエンティスト、グンナー・バーガウザー氏は、同市が1位となった理由について見解を示していないが、橋や山道などのボトルネックがある都市では渋滞率が高いと指摘した。

インドのコルカタ、ベンガルール、プネーは都心部の交通渋滞でトップ5に入っており、ロンドンは5位だった。コルカタとプネーにはいずれも長い川が流れており、トムトムのライブ交通マップによれば一部の橋では軽度から重度の遅延が発生している。ロンドンのドライバーは昨年、ピーク時に平均113時間の渋滞に巻き込まれた。

地図とナビゲーション技術に重点を置くトムトムは、62カ国500都市における平均移動速度と渋滞レベルを分析するために、ナビゲーションデバイスとアプリケーションから衛星利用測位システム(GPS)のデータを使用した。

原題:New York, San Francisco Ranked Worst for US Traffic in City Centers(抜粋)

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