英下院総選挙が現時点で実施された場合、右派ポピュリスト政党「リフォームUK」が躍進し、与党・労働党は200議席近くを失う可能性がある。英紙サンデー・タイムズの世論調査が29日示した。

シンクタンクのモア・イン・コモンによる分析によると、総選挙が今行われれば、7月の選挙で411議席を獲得した労働党は過半数割れに陥る。87議席を保守党に、67議席をナイジェル・ファラージ氏率いるリフォームUKに奪われ、スコットランド民族党(SNP)は26議席を獲得すると、タイムズは伝えた。

先の総選挙で14年続いた保守党政権に終止符を打って以降、スターマー首相は苦しい政権運営を余儀なくされている。周辺の金銭疑惑や内紛に加え、400億ポンド(約7兆9400億円)超の増税を盛り込んだ政権発足後初となる予算案への反発もあり、英経済の失速とともに支持率も落ち込んでいる。

同世論調査によれば、総選挙が現時点で行われた場合、レイナー副首相やクーパー内相、ストリーティング保健・社会福祉相ら7人の閣僚が議席を失う恐れがある。

今回の調査結果は、伝統的な二大政党に割って入り、リフォームUKが第三の勢力として台頭しつつあることを示唆している。リフォームUKは先週、党員数が保守党を上回ったと主張。ファラージ氏は現在、スターマー氏の後任首相としてブックメーカーの有力候補にも挙がっている。

原題:Poll Shows Labour Shedding Nearly 200 Seats as Reform UK Surges(抜粋)

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