(ブルームバーグ):中米パナマのムリノ大統領は、中国はパナマ運河と何の利害関係もないとしたほか、米国の軍艦が支払う通航料は他国と同額だと説明。同運河を巡るトランプ次期米大統領の主張を一蹴した。
ムリノ氏は26日の記者会見で、世界2位の経済大国である中国がパナマ運河に対する影響力を強めているというトランプ氏の主張は「地政学的懸念が背景にあるとみられ、米国の観点からすれば妥当といえるのかもしれない。だがパナマの観点からすれば、トランプ氏の主張は真実からかけ離れている」と述べた。

「パナマ運河に関係するいかなることについて、中国が干渉したり関与したりすることは全くない」とムリノ氏は言明。「運河に中国人はおらず、中国だけでなく世界のどの勢力も運河には存在しない」と述べた。
トランプ氏は先週末、パナマ運河の管理権に言及。米国船に課す通航料は「ばかげている」と非難し、中国による運河侵害を疑う姿勢を示した。ムリノ氏は、パナマ運河の管理権を米国に譲る考えはないと改めて表明。トランプ氏の大統領就任を待ってから、新政権と正式な協議を行う意向を示した。
ムリノ氏は、運河を渡る海軍の船舶に課される通航料は、使用する水の量と船舶の種類に基づいており、その計算式は全ての船舶に平等に適用されると説明した。
原題:Panama Leader Refutes Trump’s Claim of Chinese Meddling in Canal(抜粋)
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