農薬大手のシンジェンタグループは、45億ドル(約7080億円)のサステナビリティー(持続可能性)連動型ローンを借り入れる契約を締結した。同社が23日発表した。ESG(環境・社会・企業統治)関連のドル建て融資枠としては今年アジア最大規模となる。

非公開情報だとして匿名を条件に語った複数の関係者によると、40行以上の銀行から申し入れが殺到し、当初目標だった30億ドルから融資規模が膨らんだ。

中国本土やシンガポールなどの銀行支店からも応募があったという。シンジェンタは中国中化(シノケム)傘下。

短期資金を長期資金に借り換えることで債務構造の改善と償還期間の分散が図れると、シンジェンタの広報担当者はブルームバーグ・ニュースに語った。

シンジェンタはESG指標に連動した初の融資枠として、2022年にも45億ドルを確保していた。アジア企業が脱炭素化への取り組みを強化し続けていることから、こうした資金調達の人気が高まっている。

ブルームバーグが集計したデータによれば、日本を除くアジア太平洋地域の借り手は今年これまでに同様の融資で570億ドルを調達しており、これは23年の同じ時期と比較し19%増となる。

原題:Syngenta Signs $4.5 Billion ESG Loan, Asia’s Biggest This Year(抜粋)

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