(ブルームバーグ):ロシアはウクライナのエネルギーインフラに対して大規模なミサイル攻撃を実施し、同国の送電会社はクリスマスの25日に電力供給を制限せざるを得なくなった。
ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、モスクワからの攻撃には弾道ミサイルを含む70発のミサイルと100機余りの攻撃用ドローン(無人機)が含まれていたと、テレグラムで明らかにした。一方、ロシアは同日夜にウクライナのドローン59機を複数の地域で撃墜したと発表した。
ウクライナの送電会社ウクレネルゴはテレグラムで、予防措置として電気の供給を制限したと発表。ハルシチェンコ・エネルギー相はこの措置について、「エネルギーシステムへの悪影響を最小限に抑える」ために必要だと述べた。
RBCウクライナによると、東部のハリコフ州では50万人が暖房のない状態になっていると、クレバ副首相が述べた。
バイデン米大統領は、この攻撃を「言語道断」と非難し、その目的は「冬場にウクライナ国民の暖房や電力へのアクセスを断ち、送電網の安全性を脅かすこと」だと指摘。米国はウクライナへの武器供給を継続すると表明した。
さらに、「ウクライナ国民は平和かつ安全に暮らせるべきだ。そして、ウクライナがロシアの侵略に打ち勝つまで、米国と国際社会はウクライナを支持し続ける必要がある」と語った。
ロシア軍は2022年2月の本格的な侵攻開始以来、ウクライナ全土のエネルギーインフラを何度も攻撃している。5日前には、約1カ月ぶりに首都キーウを攻撃していた。
ロシアとウクライナはトランプ次期米大統領がホワイトハウスに返り咲くのを待っている状態。トランプ氏は戦争終結を公約しており、ゼレンスキー大統領に取引に応じる用意をするよう提案している。
原題:Russia Attacks Ukraine Energy Network in Christmas Assault (2)(抜粋)
(バイデン大統領の発言を追加します。更新前の記事で送電会社の社名をウクレネルゴに訂正済みです)
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