米ネイルサロンチェーンのグロスラボは23日、連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用を申請した。会員制を事業モデルとする同社には有名スポーツ選手らセレブも出資していた。

裁判所文書によると、グロスラボはニューヨークの破産裁判所に資産の保全を申請。一部の事業については、VDブランド・ホールディングスへの売却を目指すという。

レイチェル・アプフェル・グラス最高経営責任者(CEO)は、急速な事業拡大に加え、脱毛サービスを手がけるヨーロピアン・ワックス・センターの創業者でグロスラボに融資していたジョシュア・コバ氏との係争が業績に影響したと裁判所に説明。

自社の財務問題などについて、ニューヨーク・ポスト紙が3月に詳細に報じたことも響いたという。

ニューヨーク市に本社を置くグロスラボには、実業家のほか、モデルのオリビア・カルポ氏や米プロフットボールNFLのデトロイト・ライオンズでクオーターバックとして活躍するジャレッド・ゴフ選手らセレブやインフルエンサーから計2000万ドル(約31億4000万円)を集めた。

しかし、同社は今年に入り2店舗を残し全店舗を閉鎖。幹部を解雇せざるを得なくなっていた。

原題:Celebrity-Backed Nail Salon Glosslab Files Bankruptcy (1)(抜粋)

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