スタートアップ企業の育成が国レベルの課題となる中、国内外のスタートアップなどを産官学連携で支援するコンテストがきょう都内で開かれました。
東京大学 藤井総長
「ここにいる皆さまとともに、人類と地球のウェルビーイングのための、より良い未来を築くための第一歩を踏み出せることに大変胸が躍ります」
きょう都内で開かれた「WE AT CHALLENGE 2024」。“個人や社会のよい状態”を意味する「ウェルビーイング」につながる技術を持ち、ビジネスの展開を目指すスタートアップ企業を支援するコンテストです。
東京大学や京都大学などに加え、住友生命や博報堂など7団体が軸となり東京都とも連携して開催されました。
全ての発表が英語で行われたきょうの決勝では、▼海の生態系の回復につながるCO2を吸収する石、▼在宅専用の血液透析装置、▼障害児など、子どもを安定した姿勢で座らせられるポータブルチェアを打ち出した3チームに賞金1000万円が授与されました。ニーズに応じて海外展開も支援する予定です。
アメリカの調査会社が公表しているスタートアップ企業が育ちやすい世界の都市ランキングでは、東京は前の年より順位を5つ上げて10位に浮上しています。
さらなる国際競争力の強化に向け、人材育成は引き続き大きなテーマとなりそうです。
【問われる公約実現の財源】“マムダニ旋風”の背景に物価高騰/年収4500万円でも厳しい家賃/保育料は子ども1人で400万円/財政赤字の果てに増税の懸念も/NYを支える億万長者との連携がカギ【CROSS DIG DOCUMENT】