ゴールドマン・サックス・グループとモルガン・スタンレーの最高経営責任者(CEO)は中国に対し、グローバル投資家の投資意欲を取り戻すため、透明性を高め、資本移動を緩和するよう求めた。

モルガン・スタンレーのテッド・ピックCEOは、中国経済に今や「グリーンシュート(芽吹き)」が幾分みられつつあると認めながらも、規制や政策決定の透明性を高める必要があると述べた。

同氏は香港で開かれた「グローバル・ファイナンシャル・リーダーズ・インベストメント・サミット」で、デフレとの闘いは時間がかかるだろうとし、「肝心なのは消費者の信頼感を再び高めることだ」と語った。

ゴールドマンのデービッド・ソロモンCEOは同じパネル討論会で、グローバル投資家の中国への資本投入を妨げる複合的な問題が依然として残っていると指摘した。

同氏は過去5年間に中国からの資金持ち出しが困難だったことを踏まえ、「資本を呼び寄せることができるというメッセージと、資金の預け入れ・引き出しを認めるというメッセージの両方が、グローバル投資家にとって極めて重要だと思う」と述べた。

ゴールドマンのソロモンCEOとモルガン・スタンレーのピックCEOが中国経済などについて発言

原題:Morgan Stanley, Goldman Call for Greater China Transparency (2)(抜粋)

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