米動画配信サービスのネットフリックスは12日、広告付きプランの月間アクティブユーザー(MAU)が7000万人と、5月時点の4000万人から2倍近く増えたと明らかにした。

同社の広告部門プレジデント、エイミー・ラインハルト氏はブログ投稿で、広告付きプランが利用可能な12カ国では新規加入者の50%超が同プランを選択しており、「着実な伸び」が見られると説明した。

ネットフリックスは広告販売を新たな収益の柱にすべく取り組んでいるが、同社の広告事業は競合他社と比べてなお小規模にとどまっている。同社は長年、広告を主な収入源とするテレビの代替手段として自らを位置付けてきたが、2022年に顧客を失って初めてCMを導入した。

広告付きプランはコスト重視のユーザー向けの低価格な選択肢として設定されており、この戦略が着実な成長をもたらしている。9月末時点の加入者数は2億8270万人。

ネットフリックスは競合他社と同様に、全顧客に広告を配信する米プロフットボールNFLや米プロレス団体ワールド・レスリング・エンターテインメント(WWE)などのライブ配信に投資している。ライブ配信では全顧客に広告が流れるため、新たな広告枠が生じる。

同社はクリスマスにライブ配信するNFL2試合の広告枠は完売したと明らかにした。

原題:Netflix Says 70 Million Users Now Watch Shows With Advertising(抜粋)

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