(ブルームバーグ):米オープンAIは、配車サービスの米ウーバー・テクノロジーズ幹部だったスコット・スクールズ氏を自社初の最高コンプライアンス責任者(CCO)として迎え入れた。オープンAIはグローバル規模で広がる人工知能(AI)規制への対応を強化している。
スクールズ氏は、オープンAIと同じように複雑な規制環境に取り組んできたウーバーの最高倫理・コンプライアンス責任者を務めていた。米司法省での勤務経験もある。
米欧の規制・監督当局は現在、オープンAIなどの最先端AIモデルを巡る規制を検討。オープンAIでは知名度の高い経営幹部の流出が続き、直近ではミラ・ムラティ最高技術責任者(CTO)が同社を去った。
オープンAIの法律顧問チェ・チャン氏は22日の発表資料で、「最も高い品質基準を維持し、急速に変化する規制環境に適応すると同時に有益なAI技術を提供するチームの能力は、スクールズ氏の深い専門知識を得てさらに強化されるだろう」と歓迎した。
これとは別にオープンAIは、経営学教授で元バイデン政権高官のアーロン・チャタジー氏をチーフエコノミストとして採用した。チャタジー氏は「AIが経済成長と雇用創出にどのような影響を及ぼすかに関する研究を主導する」と同社はブログ投稿で説明した。
原題:OpenAI Hires Former Uber Executive as Chief Compliance Officer(抜粋)
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