15日の東京株式相場は上昇し、日経平均株価は約3カ月ぶりに4万円台を回復した。業績期待の高まりから米国株市場でテクノロジー株や景気敏感株が上昇したことに加え、外国為替市場の円安、中国の景気刺激策観測も好感されている。

野村アセットマネジメントの石黒英之チーフ・ストラテジストは日経平均の4万円台について、7月後半に割り込んだ際は抵抗感が乏しくあっさりと割り込んだ経緯があると指摘。「滞留時間が短かったため需給面でのしこりも乏しく、戻り売り圧力は和らぎそう」と述べた。

TOPIX上昇に最も寄与したのはソフトバンクグループで、6.6%上昇した。2127銘柄のうち1569銘柄が上昇、459銘柄が下落、99銘柄が横ばいだった。半導体をはじめとする電機や自動車など輸出関連、銀行や保険など金融株を中心に、内外需広く高い。

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  • 東証33業種中28業種が上昇、保険が上昇率トップ、鉱業が下落率トップ
  • MSCIアジア太平洋指数は0.1%安
--取材協力:田村康剛.

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