(ブルームバーグ):石油輸出国機構(OPEC)は今年と来年の世界石油需要見通しを引き下げた。OPECと非加盟産油国で構成するOPECプラスは数週間以内に10-12月(第4四半期)の供給について決定を下す必要がある。
OPECの月報によれば、今年の世界需要の伸びは日量13万5000バレル下方修正された。
8月のOPEC月報:世界の石油需給バランス見通し(表)
OPECプラスは、10月からの供給引き上げ計画を進めるかどうかを判断する。OPECプラスの合同閣僚監視委員会(JMMC)は今月初めの会合で、自主減産の段階的縮小は「市場の実勢次第」によって「一時停止あるいは撤回」する可能性があることをあらためて示した。
中東の地政学的緊張の高まりに対する懸念がある一方で、主な石油消費国である中国と米国で経済成長鈍化の兆しが示されたことから、ここ最近の原油相場は変動している。
OPEC事務局によれば今回の修正は第1、2四半期の実際のデータおよび中国での2024年の石油需要の成長見通しが軟化していることを反映している。
原題:OPEC Trims Oil Demand Forecast Ahead of Decision on Supply Boost
(抜粋)
(詳細を加えます)
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2024 Bloomberg L.P.